パワーダクト<POWER DUCT>装着
 300GT、250GT系のエアクリーナーボックスには点検窓があり、通常は取り外し可能なカバーが取り付けられています。エアダクトは左側の平べったい開口部です。

 350GT系にはこの点検口カバーの代わりに、パワーダクトと呼ばれる第2の空気取り入れ口が設けられています。VQ35では通常のエアダクトからの空気だけでは不足するために追加されたもののようです。

 パワーダクトの存在は2年前から知っていたのですが、点検口カバーを外してもあまり変化が見られないのと排気音が大きくなる感じがしたので放置していましたが、高回転域では効果があるという話を聞いて、再度試してみることにしました。
 取り外した点検口カバーです。
取り外し方は、左右のピン・ファスナーの中央部を押すとロックが外れるので、ファスナーを外してからカバーを持って手前に引っ張ると外れます。

この部品の定価は¥1,400-です。
点検口カバーの裏側です。空気を整流効果のためと思われる突起が設けられています。
 セルロイドの透明の板がトランクの中にあったので、これを加工してファスナーとビニールテープで止めてテスト用プロトタイプの装着完了です。
エアフィルターはBLITZのSUS POWER LM純正交換タイプ(品番:SN-24B)です。

 しばらく走行してみて、高回転域ではパワーダクトの効果があるように感じられたのと、強い雨の日でも水が入ることもありませんでしたので、正式に部品を取り寄せて装着することにしました。(このままでも良いのですが、やはり見た目が悪いので^^;)
ボンネットの裏側にはゴムパッキンが付いています。
 このままでは空気が効率良く流れ込まないので、ダクトの部分のゴムパッキンを折り曲げて空気の通り道を確保しました。(切らないのは元に戻すことを考慮してです)
パワーダクト(部品番号:16555-AM604)のパッケージです。
パワーダクトの表側です。
パワーダクトの裏側です。
 パワーダクトを装着したところ。開口部の周りについているゴムパッキンで空気の流入を助け、ラジエターコアサポートとの隙間はスポンジで埋まるようになっています。

 この部品の定価はなんと¥6,400-です。カバーとの価格差は¥5,000-ですから、ゴムパッキンとスポンジの値段が・・・
w(☆o☆)w
開口部のアップ。エアクリのメンテナンスはしやすいですね(笑)

 Power Downの原因となるエンジンルームの熱害(熱い空気を吸うとパワーダウンとなる)も受け難いのと壊れやすいと言われるエアフロメーターにも安心なのでいいんじゃないでしょうか。